天橋立 玄妙庵 特別客室「如意」(和洋室)  近畿/京都府

天橋立 玄妙庵

特別客室「如意」(和洋室)加入

近畿/京都府

天橋立を百八十度に望む、湯のある特別客室

日本三景・天橋立を約八十メートルの高台から望む玄妙庵の特別客室「如意」。八十三平方メートルの和洋室で、畳の間からも寝室からも天橋立が見え、部屋の湯からもその眺めが続く。

将軍義満が「玄妙」の二字を贈った高台

将軍義満が「玄妙」の二字を贈った高台

 日本三景・天橋立を眼下に、文珠の地・玄妙山に、玄妙庵はしっとりと佇んでいる。
 名の由来は室町の世にさかのぼる。明徳四年、文珠へ参詣した将軍足利義満を迎えるため、丹後守護の一色満範がこの地に亭舎を設けた。眺めに感じ入った将軍は、亭に「玄妙」の二字を与えたという。のちに禅の修行の場にも充てられ、人々はいつしか「玄妙庵」と呼ぶようになった——宿は由来書きを掲げ、その経緯を今に伝えている。
 旅館としての創業は江戸時代の中期。約八十メートルの高台から覗く天橋立は、龍が空に舞うかのような「飛龍観」となって眼下に広がる。その眺めを客室はもとより大浴場からも独り占めできるのは、ここ玄妙庵ただひとつだと宿は自負する。
 館は民芸風の数奇屋造り。木の温もりと、やわらかに流れる潮風が、旅人を優雅なひとときへ誘う。
 掲げる言葉は「一期一会」。当たり前のことを当たり前に、そしてさりげなく。その日々の積み重ねがおもてなしに深みを加えていくのだと、宿は書いている。

天橋立を百八十度に望む特別客室

天橋立を百八十度に望む特別客室

 如意(にょい)は、玄妙庵の特別客室のひとつである。天橋立を展望できる湯をもつ部屋として生まれ変わった和洋室で、広さは八十三平方メートル。天橋立の眺望を、部屋のどこにいても眺めることのできる百八十度のパノラマだと宿は記す。
 畳の間の正面には、大きく切り取られた窓がある。座卓の向こうで、松の緑が一筋、海を渡っていく。額縁のような窓枠が、日本三景をそのまま一幅の絵に変える。
 寝室には二台のベッドが並び、畳の間とは低い木の仕切りでゆるやかにつながる。壁には掛け軸、その下に花。和の設えと洋の寝台が、ひとつの部屋のなかで静かに隣り合っている。
 眼下にのぞむ天橋立は、松の木一本一本の表情まで伝わってくるようだ——宿はこの部屋をそう書く。朝の光に白く浮かぶ砂浜、夕暮れに色を変えていく海。時間とともに移ろう景色を、座っていても、横になっていても追いかけられる。贅を尽くした意匠のなかで過ごす一夜は、きっと記憶に長く残るだろう。

天橋立へ身をひらく部屋の湯

天橋立へ身をひらく部屋の湯

 如意には、天橋立を目の前にした部屋の湯がある。
 湯船はガラスの手すりのすぐ内側に据えられている。肩まで沈めば、視界に残るのは松並木の砂州と海と空だけ。立ちのぼる湯気の向こうで、静けさがいっそう深くなる。
 湯船の傍らには、板張りの床と、クッションを並べた寝椅子。湯上がりのほてった体を預け、眼下の景色をいつまでも眺めていられる。昼の青、夕暮れの茜、そして夜の闇へ。湯に入るたびに、天橋立は違う表情で迎えてくれる。
 館内には展望風呂「浦島の湯」と「龍宮の湯」もある。湯船に浸かりながら天橋立を一望でき、朝は六時半から九時、夕方は三時から夜十一時まで入れる。部屋の湯と大浴場、眺めの違う二つの湯を行き来してみてはいかがだろうか。

丹後の海と里の旬を映す京風会席

丹後の海と里の旬を映す京風会席

 玄妙庵の料理は、旬の食材をふんだんに使った京風の会席である。魚は地元で水揚げされた旬のもの。米や野菜、卵にも地元のこだわりの食材を使っていると宿は書く。
 料理を引き立てるのは丹後の作り手たちだ。なまこから生まれる「このわた」と「くちこ」は、後藤商店の守り継がれた秘伝の技によるもの。竹中缶詰のオイルサーディン、創業三百年の袋屋醤油店の本醸造醤油、飯尾醸造が無農薬米から造る酢「富士酢」。向井酒造によるオリジナルの冷酒「玄妙庵」も、膳に寄り添う。
 献立は季節とともに移る。春はいさざの踊り食い、初夏は大型で肉厚な丹後とり貝、夏は岩牡蠣。実りの秋には松茸や栗御飯が並び、冬は日本海の松葉かにと、弾力のある身のぶりしゃぶ。その時季にしか味わえない地元の旬を、手間暇を厭わず趣向を凝らして仕立てるのが、料理長・岩城直喜のこだわりだという。
 朝は名物の「鯖のへしこ」と自家製の「さつまあげ」、宮津湾でとれたアサリの赤だし。あつあつのご飯が、朝から進む。
 食事は個室で用意される。料理を楽しみながら眺める天橋立もまた、この宿の景色のひとつである。

 天橋立を百八十度に望む特別客室。畳の間の大きな窓からも寝室からも松並木の砂州が見え、部屋の湯からもその眺めが続く。食事は丹後の旬を映す京風会席を個室で。

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追加有兴趣的房间清单

photo

  • 如意の寝室に並ぶ二台のベッド

  • 窓の外いっぱいに広がる天橋立

  • ガラス越しに天橋立を望む部屋の湯

  • 湯船の傍らの寝椅子と宮津の海

  • 展望風呂「浦島の湯」

  • 展望風呂「龍宮の湯」

  • 御祝会席の一品

detail

部屋タイプ 特別客室(和洋室)
広さ 83㎡
眺望 天橋立(180度展望)
客室の湯 天橋立展望露天風呂
食事 個室でのご用意
禁煙 全室・全館禁煙

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天橋立 玄妙庵

特別客室「如意」(和洋室)

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〒626-0001 京都府宮津市字文珠32-1

【お車】京都(沓掛IC)から宮津天橋立ICまで約1時間30分、大阪(吹田IC)から約2時間。宮津天橋立ICから10分(国道を天橋立方面、海沿いへ)。駐車場あり(お車でお越しの際は予め連絡)。
【電車】京都駅から天橋立駅まで約2時間、大阪駅から約2時間30分(いずれも福知山駅経由)。天橋立駅から送迎あり(列車でお越しの際は予め連絡)。

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