伝承千年の宿 佐勘
飛天館11階フロア ベッド付和室
东北/宮城県/秋保温泉
伝承千年に磨かれた佐勘流の粋なおもてなし

伝統と近代が融合する五感の贅沢
仙台市街から車を走らせ、奥羽山脈に源とする清流名取川にかかる湯の橋を渡る頃、古の息吹が感じられる重厚な佇まいが目に飛び込んでくる。
ぐるりと迂回した先に現れるのは、秋保の里山の中にゆったりと構える「伝承千年の宿 佐勘」の貫禄さえ感じられる純和風の玄関。
さすがに平安期より秋保湯元の山守となった歴史の重みは違うとロビーフロアのドアを開けたとき、まず全ての客人から思わず感嘆の声が挙がるのは間違いないだろう。
そこに拓けるのは、伝統的な和様式と近代的なホテル機能を融合させた佐勘独自のスタイルが確立されている空間で、まるで不思議な感覚に包み込まれてしまうから。
天井高で開放感のあるロビーには陽光が射し込み、錦鯉が悠然とした泳ぎを披露する大胆に配された池には浮島のような存在の茶処が構え、聞けば佐勘の女将が選りすぐった洒落たティーカップでダージリン地方から取り寄せたピュアリーフをブレンドせずそのままいただけるという。
お薦めメニューの“抹茶with紅茶”でしばし心を落ち着けたら、ぜひロビーフロアに隣接する主屋へ歩を進めていただきたい。
ここは一転、江戸時代に建てられた主屋を移築し中央の囲炉裏や剥き出しの梁組みに当時の面影がそのまま残る空間で、初代から現在まで34代続く佐勘の脈々とした歴史を肌で感じることができる貴重な場。
縁が深かったという仙台藩主・伊達家ゆかりの書状や甲冑、400年以上も燃え続ける囲炉裏の火“家宝の聖火”に触れれば、その厳かな重厚感に圧倒されるとともにもっと佐勘のことを知りたいと思うようになるはずだ。
まだ時間はたっぷりある、はやる気持ちを抑え客室へ向かうことにしよう。

ベッドサイズが選べる高層階の寛ぎの間
佐勘にはフロア階で繋がっている“3つの館”があるが、飛天館はスイートを始め趣の異なる部屋を自由に選べるハイグレードな位置づけ。
2010年にリニューアルされた11階フロア「ベッド付和室」は高層階ならではの眺望が素晴らしく、和室に洋風のエッセンスを加えた独自のスタイルが癒しの空間を醸し出している。
キングとツインで好みのベッドサイズが選べる細かい配慮は、現代風の寛ぎの中にも歴史に磨かれた佐勘ならではの粋なおもてなしの心がしっかりと受け継がれている証だろう。
窓辺のダイニングテーブルにもたれ、窓一面に拡がる名取川と深緑豊かな遥か蔵王連峰を眺めれば、日頃の喧騒から切り離された今のひとときを手にした悦びがこみ上げてくるに違いない。

趣向異なる4種の浴場で秋保のいで湯を
客室で一服したらさっそく、古来より大和物語や捨遺集から“名取の御湯”とうたわれた日本三御湯の一つ、秋保のいで湯を満喫していただきたい。
佐勘には1階と地下1階に四季折々の秋保の自然美を深く魅せる内湯や露天風呂、陶器風呂やサウナ等様々な趣向が愉しい「大浴場」がある。
地下3階には好きな音楽を聴きながら浸かれるバリアフリーの「貸切風呂」があり、そして貸切風呂の隣には、磨き上げられた床がまるで能舞台のような回廊の先に辿り着く「名取の御湯」が。
その昔、湯浴みをする伊達政宗公を敵から守る役目を果たしたという格子を周囲に張り巡らして再現したもので、芳醇な檜の薫りに包まれ窓越しに流れる名取川の風流な景色を愛でながら湯に揺蕩う悦びを味わえる。
さらに渓流沿いの渡り廊下を降りたところにある「河原の湯」では名取川を眼下に望み、川面を揺らすせせらぎや涼やかな葉音に包まれながら秋には紅葉、冬には雪景色と極上のひとときが約束されるだろう。
いずれも贅と趣向を凝らした元湯佐勘ならではの宿湯、滞在時間を上手に使って湯巡りに興じてほしい。

秋保の恵み、地場食材を華麗に仕立てた和会席
佐勘にはダイニングや個室会食場などいくつか食事処があるが、希望すればプライベートでゆったり寛ぎながら食事ができる部屋食を予約することができる(花月館は部屋食不可)。
地場産の食材にこだわり塩釜港で水揚げされた新鮮な海の幸や、契約農家から仕入れる減農薬野菜、贅沢に一人ひとりの釜で焚き上げられる県産の米、そして春は山菜、夏はがぜ雲丹と四季折々の旬の食材たちが料理人の熟練の技を活かして華麗な和会席に仕立てられる。
特に柔らかくまろやかな口当たりがそのまま堪能できる仙台黒毛和牛のしゃぶしゃぶは、数多の客人を至福の悦びにいざなってきた逸品と言えよう。
さらに腕利きの料理人たちが目の前で調理し供される佐勘名物の朝食ビュッフェ「プレミアムモーニング」は、採れ立て野菜のしゃぶしゃぶや蔵王地養卵の卵料理など質を重視したこだわりの饗宴と評判が高く、このもてなしを求めて再び佐勘に足を運ぶ客人も少なくない。
まだ眠りにつくのは勿体無い、そんな客人はみな余韻の長い深い味わいのワインが揃うメインバー「くら倉」に集まる。
古い蔵を改装し彼方の歴史を物語るような古材の梁をそのままに活かした静かな空間で、厳選された一杯を片手に募る旅の想い出を語らうのはいかがだろう。
お酒が飲めない人もご安心あれ、隠れ家のようなコンセプトカフェ「神は細部に宿る」ならレコードプレーヤーから流れる往年の名曲に耳を傾けながら丁寧に入れた薫り高い本格珈琲に出逢える。
来たる客人の五感全てを癒してくれるのは、紛う方なき佐勘の伝統継承の真髄とみた。
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photo
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1階 大浴場
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露天陶器風呂
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露天陶器風呂
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地下1階露天風呂
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名取の御湯
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河原の湯
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ラウンジ おかみの紅茶
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View for rooms
detail
間取り | 和室(十畳)+ツインベッド・和室(十二畳)+ツインベッド ※ベッドは「ツインサイズ」か「キングサイズ」を選択可能 |
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設備 | ダイニングテーブル、風呂、冷蔵庫、テレビ、貸金庫、トイレ、シャワー |
アメニティ | タオル、バスタオル、歯ブラシ、浴衣、丹前、雪駄、石鹸、シャンプー、コンディショナー、剃刀、ドライヤー |
チェックイン・チェックアウト | [チェックイン]14:30 [チェックアウト]12:00 |
駐車場 | 500台 |
カード | VISA / MASTER / JCB / AMEX / DINERS / SAISON |
ご注意 |
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温泉
源泉名 | 秋保温泉2号・新4号 混合泉 |
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泉質・泉温 | ナトリウム塩化物泉-低張性弱アルカリ性高温泉 55.2℃ |
適応症(効能) | 神経痛リュウマチ、病後回復ストレス解消、筋肉痛、関節痛、五十肩、関節のこわばり、うちみ、くじき、冷え性、健康増進 |
温泉の利用形態 | 源泉掛け流し |
特徴 | 別府温泉、野沢温泉とともに日本三御湯と称される秋保温泉は、古墳時代の頃に第29代天皇が秋保の湯で病を癒したと伝えられて以来皇室の御料温泉の一つに位置づけられた誉れ高い湯。 泉質の塩化物泉は海水成分に似た食塩を含み、入浴後も肌についた食塩が汗の蒸発を防ぎ湯冷めしにくくいつまでも身体を温めてくれるといわれている。 |
おすすめ
湯上りのほてった身体をクールダウンしてくれる「湯上り亭」は、全面ガラスが明るさと開放感を演出する癒しの空間。
また清流名取川と秋保の里山に沈みゆく夕陽は驚くほど美しく、心の染み入るような景色に出逢える隠れたスポットなのだ。
大浴場からほど近い場所にあるので、冷たい飲み物を片手に佐勘の名物シーンを眺めれば、客人にとって忘れられないひと時になるに違いない。
観光スポット
磊々峡
TEL | 022-268-6251 (仙台観光国際協会) |
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アクセス | 車 約5分 |
秋保温泉湯元付近の、名取川が秋保石の大地を侵食してできた渓谷のこと。
秋保温泉の入口にかかる覗橋を中心に、上流・下流約1kmにわたって巨岩奇岩が乱立し奇観を呈している。
下流側に向かって渓谷沿いに遊歩道が続き時雨滝や鬼面巌といった自然が織り成す奇勝を堪能することができ、また新緑や紅葉の頃は艶やかに水面に映え、一際美しい景観を愛でることができる。
瑞鳳殿
TEL | 022-262-6250 (瑞鳳殿 管理事務所) |
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アクセス | 車 約15分 |
仙台藩主伊達政宗公が眠る霊廟。
装飾雅な桃山建築の面影を残し国宝に指定されたが、昭和20年の仙台空襲によって消失し、昭和54年に現在の建物が再建された。
自然豊かな瑞鳳殿は桜や青葉、紅葉に雪景色と四季折々で表情がうつろい、樹齢400年近い杉に囲まれた参道は森閑とし歩を進めれば心が洗われるよう。
脇には政宗公に従って殉死した家臣の供養塔があり、霊験あらたかな地として多くの旅人が訪れている。
仙台城址(青葉城址)
TEL | 022-222-0218 (青葉城本丸会館) |
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アクセス | 車 約15分 |
伊達政宗公が築城した仙台のシンボル。
市内を一望できる青葉山に位置することから青葉城と呼ばれるが、これは雅称である。
現在城は消失し石垣と再建された脇櫓が残るばかりだが、城跡の一帯は青葉山公園となっており、有名な伊達政宗公の騎馬像や仙台城見聞館等を訪れることによって大藩として繁栄した伊達家の往時を偲ぶことができるだろう。
plan
伝承千年の宿 佐勘
飛天館11階フロア ベッド付和室
东北/宮城県/秋保温泉
access
〒982-0241 宮城県仙台市太白区秋保町湯元薬師28
【電車】
・JR仙山線 愛子駅からタクシー、約10分
(無料送迎バス有・事前のご予約が必要となります)
【飛行機】
・仙台空港からタクシー、約50分
【バス】
・宮城交通バス 秋保温泉方面行き 秋保温線湯元停留所 下車
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