花紫
コンフォートスイート夏の1
北陆/石川県/山中温泉(加贺温泉乡 )
和の伝統と現代の心地良さにふれる。

“山中”を感じるおもてなし
加賀温泉郷の一角を占め、北陸新幹線の開通とともに首都圏からの利便性が高まった山中温泉。
奈良時代に高僧・行基が発見したとされる歴史の古い温泉だが、世間一般では松尾芭蕉が奥の細道の途中で滞在したことが有名だろう。
緑豊かな山々に抱かれた風情ある温泉街だが豊風光明媚な観光地でも知られ、山中を流れる大聖寺川の渓流が造り上げた名勝・鶴仙渓は、その美しさに芭蕉も感嘆したとも云われている。
四季折々の表情を魅せる鶴仙渓のほとりに構えるのが、高級温泉旅館と称される「花紫」だ。
約2,200坪の広大な敷地に客室わずか27室という余裕のある造りで、贅沢なプライベートタイムの予感に胸の高まりを覚える。
「24時間ゆったり滞在したい」という宿泊客の声に応え、チェックイン・アウトはともに12時設定。
部屋に通されると、オリジナルの菓子を、九谷焼の茶器で出される温かいお茶とともにいただける。
九谷焼は、山中の地が発祥である世界的に評価の高い色絵磁器だ。
「花紫」では、山中ならではのおもてなしの意を込めて地元の九谷焼作家の器を多く使用しているので、しっかり鑑賞して伝統美を感じていただきたい。

特別な日に宿泊したい「コンフォート・スイート夏の1」
「花紫」には、格調高い広々とした特別室が2つある。
そのひとつが「コンフォート・スイート夏の1」。
間接照明がやわらかい茶を基調とした和モダンのスタイリッシュルームで、暖炉が据えられているリビング、ベッドルーム、和室と、奥にはサウナやシャワーが付いた半露天風呂が備わっている。
窓からは鶴仙渓を眼下に望み、開放感いっぱい。特別な日に予約したくなる、そんな非日常感が味わえるはずだ。
IH調理器が利用できるキッチンスペースの設置、バリアフリー対応など、贅沢な空間ながら使い勝手も配慮されているのがうれしいところ。

北陸随一の眺望、そして山中節の調べ
部屋の露天風呂に身を浸した後は、ぜひ館内の2つの風呂に足を運んでいただきたい。
まずひとつ目が、7階の展望露天風呂「ひらひら」。
檜風呂の内湯と岩風呂の露天からなる、「花紫」自慢の風呂だ。
露天は眼下に圧倒的な自然美を誇る鶴仙渓が開け、その眺望は北陸随一とも称されている。
いっぽう2階の大浴場「春夏秋冬」は、ゆったり広々としたスペース。
浴室内には山中温泉地方でうたわれる民謡「山中節」が流れ、いっそうの旅情を高めてくれることだろう。
脱衣所は清潔で、備え付けのタオルやアメニティ、シャンプーやボディーソープ類も豊富。
非常に快適な空間になっている。
湯上りのおもてなしは、和風ラウンジでいただく特製梅ゼリーの涼菓「爽(さやか)」。
はちみつ漬けされた梅が爽やかな甘みを醸し出す「花紫」の看板スイーツで、これを楽しみに再訪する旅人も少なくないという。

オーダーメイド感覚でいただく懐石料理
宿泊客の大半が、「花紫」を選んだ理由のひとつとして“アラカルト懐石”を挙げるのではないだろうか。
これは、旬の素材を使った約50種の料理から好きなものを選んでいただけるもの。
おしきせではなく、料理も自由に選んでほしい そういった「花紫」のコンセプトから生まれたオーダーメイド感覚の食事スタイルだ。
お造り、焼き物、揚げ物など、すべてが素材や調理方法を選べるので、同行者と別の料理を注文して分け合うのも楽しいだろう。
アラカルト懐石をいただくのは、館内のステイダイニング「にほん」で。
著名な和紙デザイナーである堀木エリ子氏プロデュースの造形和紙で仕切られた空間は和の温もりに包まれ、ゆったりとした気持ちで食事が愉しめそうだ。
夕食はダイニングで摂るほかに、部屋食でいただく旬の懐石料理もある。
「次回は違うものにしよう」。
選べる愉しみが約束される、どちらもすばらしいご馳走なのは間違いない。
伝統を重んじながらも、先進性を織り交ぜながら快適さを追求する「花紫」。
だからこそ、老若男女の宿泊客に愛され、「特別な日にわざわざ行きたい」という声も多いのだろう。
そこに、山中温泉の風情を五感で堪能できる様々なおもてなしが加わるのだから、心まで癒される極上旅ができるのは、いうまでもない。
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展望露天風呂「ひらひら」
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大浴殿「春夏秋雪」
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ステイダイニング「にほん」
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間取り | リビング(56㎡、IHキッチン付き)+和室(八畳)+ツインベッドルーム(41㎡)+緑十和田石檜巻半露天風呂(100%源泉かけ流し)+低温サウナ |
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設備 | IHキッチン、シモンズ社製ツインベッド、ウォシュレットトイレ、50型プラズマTV+DVDプレイヤー、高速インターネット接続無料(ノートパソコン提供)、冷蔵庫 |
アメニティ | 浴衣、タオル、バスタオル、シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、石鹸(固形)、シャワーキャップ、ハミガキセット、くし、ブラシ、カミソリ、ドライヤー |
チェックイン・チェックアウト | [チェックイン]12:00 [チェックアウト]12:00 |
駐車場 | 60台(有料+無料) |
カード | VISA / JCB / AMEX / DINERS / UC / DC / NICOS / MASTER / SAISON 等 ※オンラインカード決済の取扱クレジットカードと異なる場合がある。 |
ご注意 |
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温泉
源泉名 | 3・7・8・10・11号混合泉 |
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泉質・泉温 | カルシウム・ナトリウム 硫酸塩泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉) 48.2℃ |
適応症(効能) | 急性疾患、高度の貧血等病勢進行中の疾患 高血圧症等一般にむくみのあるもの 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、関節のこわばり、うちみ、くじき、冷え性 等 |
温泉の利用形態 | 源泉掛け流し(浴槽内循環式) 加水無し、一部加温有 |
おすすめ
山中温泉は古くから湯治温泉として栄えた。
なかでも文化10年(1814年)に医王寺住職の良応法印が記した湯治療生調は、今なお語り継がれる心得だ。
湯に入るときの作法から入浴回数、病に効く温度から湯上りの注意点まで、「花紫」の公式HPにも記載されているので一読してみると山中温泉に対する知識がより深まる。
観光スポット
あやとりはし/こおろぎ橋(山中温泉観光協会)
TEL | 0761-78-0330 (山中温泉観光協会・山中温泉旅館協同組合) |
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アクセス | 徒歩 約10 - 20分 |
山中温泉きっての名勝地、鶴仙渓にあるスポット。
どちらも「花紫」から徒歩圏内だ。
あやとりはしは、生け花の流派である草月流の家元・勅使河原宏氏が“鶴仙渓を活ける”というコンセプトのもとにデザインしたという紅紫色のS字橋。
周囲の景観と調和し、絶景を醸し出している。
いっぽうこおろぎ橋は、山中温泉のシンボル的存在いわれる総檜造りの橋。
名称には複数説があり、行路が危なかったため「行路危(こおろぎ)」と称されたとも、秋の夜長に鳴くこおろぎの声に由来するともいわれている。
以前ドラマの舞台にも使われたほどの景勝地で、四季折々の自然美が大きな魅力だ。
芭蕉の館(山中温泉 芭蕉の館)
TEL | 0761-78-1720 (山中温泉 芭蕉の館) |
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アクセス | 徒歩 約10分 |
松尾芭蕉は、山中温泉を訪れたときに泉屋という宿に滞在した。
そこに隣接していた扇屋別荘を改築整備して完成させたのがここだ。
明治38年建築の木造二階建は、山中温泉最古の宿屋建築。
土間から靴を脱いで上がると山中漆器の作品展示室、続いて広間と茶室、和室。
二階の和室には、奥の細道のパネルをはじめ芭蕉が書き残した掛け軸等、ゆかりの品々が陳列されている。
芭蕉の足跡を偲ぶのはもちろん、洗練された床の間や書院造りの棚など、しっとりとした日本情緒が感じられる空間は、見ごたえ十分だろう。
また館内説明者が、説明の合間に山中節を披露する一幕もあるという。
様々なアプローチから芭蕉と山中温泉の交わりに触れてほしい。
永平寺(永平寺町観光物産協会)
TEL | 0776-63-1188 (永平寺町観光物産協会) |
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アクセス | 車 約40分 |
北陸有数の観光地として名高く、寛元2年(1224年)に道元禅師が開創建したとされる。
フランスの旅行ガイド本「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン(日本編)」で2つ星の評価をされたことでも認知度が高まったといえるだろう。
広さ33万㎡に及ぶ寺域は樹齢680年の老杉に抱かれ、日本の禅修行の最高峰として歴史を刻んできた。
境内には仏殿、法堂、僧堂(座禅堂)をはじめ大小70余りの堂宇が回廊でつながれ、拝観することができる。
そこでは、今もなお150名の雲水たちによって、道元に定められた厳しい作法のもと禅の修行が営まれているのだ。
神聖なる空気感とおごそかに佇む名刹の歴史を肌で感じてみたい。
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花紫
コンフォートスイート夏の1
北陆/石川県/山中温泉(加贺温泉乡 )
access
〒922-0114 石川県加賀市山中温泉東町1丁目ホ17-1
【電車】
・[北陸新幹線]金沢駅→[JR北陸本線]加賀温泉駅 特急約30分
タクシー 約15分
※加賀温泉駅より送迎サービス有、無料送迎時間/お迎え12:00 18:00、お送り8:30 12:00、宿泊前日までに要電話連絡
【飛行機】
・小松空港 車約30分
※小松空港から割引タクシーがおすすめ
【自動車】
・北陸自動車道 小松IC→国道305号線経由 約30分
加賀IC→国道8号線経由 約20分
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