嵐山温泉 彩四季の宿 花筏 温泉石風呂付客室  近畿/京都府/嵐山温泉(京都市)

嵐山温泉 彩四季の宿 花筏

温泉石風呂付客室

近畿エリア/京都府/嵐山温泉(京都市)

心ときほぐす和空間 寛ぎがひろがる純和風の設えが安らぎを誘う

五感で楽しむ花筏の魅力。四季の移ろいと自然の音色に心安らぐ。

 世界中から注目される日本を代表する人気観光地・京都の史跡名勝嵐山にあり、嵐山の象徴ともいえる桂川に架かる「渡月橋」のたもとに佇む彩四季の宿 花筏(はないかだ)。
 嵐山・嵯峨野巡りの観光の中心としても大変便利で、四季折々の趣を楽しむ自然美は嵯峨野の竹林、桜や紅葉が幻想的な空間を醸す日本家屋や神社仏閣など、魅力を上げたら切りがないほどだ。
 京都という古来の文化と嵐山の四季に包まれたこじんまりとした全13室の湯宿は細かな心遣いが行き届き、派手でなく優しいもてなしとゆるりとした京時間を楽しみたい旅人にお薦めしたい宿のひとつだ。
 千本格子の玄関を一歩はいると、京都ならではの静かな時の流れが感じられる純和風のロビーがあり、無駄に華美でなく、日本人なら誰でもホッと寛げる風情と安らぎが広がっていて、畳敷きの館内は素足で歩くのも心地よい。
 開業は大阪万博が開催された1970年とされているが、改装が重ねられた館内は清潔感に溢れ、随所に古都京都のイメージを崩さない工夫が感じられ、その努力が宿を一層魅力的なものにしている。

「なごみの和空間」をコンセプトにした寛げる純和風の設えと嵐山温泉を独り占め

 畳敷きの階段を上がって案内された客室は温泉石風呂付客室で、間取りは和室八畳に寛ぎながら嵐山温泉を気兼ねなく楽しむ温泉石風呂付きの贅沢な客室だ。
 お着きの和菓子はお抹茶と京の銘菓である生八ツ橋が振る舞われ、京旅行の風情を堪能することができる。
 一息ついたところで散策の疲れをとろうと客室専用の温泉石風呂に浸ってみると、広めの湯船で手足を伸ばして寛げば、とろみのある嵐山温泉が肌を包み、京都散策の疲労をあっという間に解してくれる心地よさだ。

湯けむりの向こうには霊峰・愛宕山や渡月橋と大堰川。嵐山唯一の眺望と美人の湯

 館内には展望風呂など様々なお風呂が用意されているというので、食事前に温泉と京都の眺望を満喫しておこうと湯巡りを楽しんでみることにする。
 3階の洒落た湯上りラウンジを通り、さらに奥に進んだ離れに露天風呂付き内湯「六花(りっか)の湯・風花(かざはな)の湯」が設えられており、六花の湯は壁や天井も木材が使われた温かみのある造りで、内湯は香りのよい総檜造りで、併設された露天風呂には竹材が上手く使われ古都京都の風情を醸しだしている。
 風花の湯は松葉啓氏プロデュースの空間を上手に利用したデザインが粋で、こちらも竹や木を配した風情溢れる純和風の設えで、どちらにも嵐山温泉の弱アルカリ性温泉が溢れ、柔らかくてとろみのある肌触りの温泉は効能が楽しみで、朝夕の男女入替なので滞在中ゆっくり時間をかけて湯巡りを満喫しておこう。
 一度湯から上がり、浴衣をまとって湯上りラウンジ「沙羅」で天然ゆずジュースを味わいながら寛ぎ、次は宿自慢の眺望が楽しめるという展望露天風呂へと足を運んでみることにした。
 4階の屋上に上がると男女別の2つの展望露天風呂があり、湯船を囲う竹垣の向こうには桂川や渡月橋、さらに藤原定家ゆかりの小倉山や霊峰・愛宕山を一望できる見事な眺望が広がっていて、この景色は嵐山温泉でも唯一というから見逃すわけにはいかない。

旬を瞬でとらえる味の彩四季、こよなく輝く「季節」を存分に

 評価の高い夕食はお部屋出しで愉しめるので、ゆっくりと準備を待ちながら京料理への期待がふくらんでいく。
 食の素材は料理長が毎日のように京都中央卸市場に足を運んで自ら吟味した季節の幸を用い、常連の期待や様々な要望に応えるためにと食材巡りを日課としながら食の構想を巡らせているそうだ。
 さらに料理長のその想いを伝えるために毎月「献立説明会」が開かれ、スタッフ全員が料理の素材や美味しさを熟知することに余念がないということで、彩り鮮やかな懐石料理は料理長が見定めた美しい器に盛り付けられ、タイミングよく運ばれてくるのでより味わい深く感じられ、京料理の真髄を感じられる絶品に箸が止まらない。
 また、宴会場に用意される朝食も粋なアイデアがふんだんに盛り込まれていて、朝食の定番ともいえる出汁巻き卵は温かい焼き立てが運ばれ、その場で選んだ好みの魚は板前が目の前で焼いてくれるので、焼き魚もほっくりした出来立てが味わえる贅沢。
 愉しみにしていた嵯峨野豆腐は自ら苦汁をいれて仕上げるので、出来立ての朧豆腐を味わう経験はなかなか出来ることではなく、他にも蒸したての茶碗蒸しや前菜の小鉢など目にも愉しい朝食は旅の想い出に色濃く残るだろう。

 せっかく嵐山渡月橋の袂にいるのだからと、夕食後は夜の散策へと出かけてみた。
 緑に包まれた渡月橋を写真でみることは多いが、夜のライトアップされた景色を見ることはあまりなく、桂川のせせらぎと川面に浮かぶ屋形船が街路灯に映し出される様は、花筏ならではの夜の楽しみ方であり、月夜はなおさら美しい光景だろうと想いを馳せた。

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photo

  • 露天風呂「六花」

  • 露天風呂「風花」

  • 展望露天風呂「桂川」

  • 展望露天風呂「大堰川」

  • 貸切露天風呂

  • 湯上りらうんじ「沙羅」

detail

間取り 和室八畳+温泉石風呂
設備 TV、ドライヤー、冷蔵庫、電話、湯沸かしポット
アメニティ アメニティ(歯ブラシ・ブラシ・カミソリ)セット、浴用タオル、バスタオル浴衣
チェックイン・チェックアウト [チェックイン]15:30 [チェックアウト]10:00
駐車場 10台あり(無料)
※普通車のみ・要予約
カード VISA / UFJ / JCB / AMEX / DINERS / UC / DC / NICOS
ご注意
  • ペット同宿 不可 ※盲導犬は可(条件なし)
  • 禁煙ルームなし(消臭対応あり)
  • エレベーターなし、バリアフリー対応なし
  • JR嵯峨嵐山駅から無料送迎あり(要事前連絡・11月不可)

温泉

源泉名 嵐山温泉
泉質・泉温 単純温泉(低張性弱アルカリ性温泉)・35.2℃
適応症(効能) 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、浸性消化器病、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進
温泉の利用形態 天然温泉(循環ろ過式、加温あり)

おすすめ

 京都の眺望と良質の温泉をのんびりと楽しむなら貸切露天風呂がお薦めで、1組1500円(税別)で気兼ねのいらない湯浴みと自慢の眺望を満喫できる。
 また2階にもお休み処があり、ここにもゆったりとした癒やしのスペースと無料のマッサージ機や各種自販機コーナーが揃っており、湯上りのひと時を寛げる。

観光スポット

嵯峨野 竹林の道(京都市商工労働観光部観光課)

TEL 075-414-4843
(京都市商工労働観光部観光課)
アクセス 徒歩 約15分

 天龍寺北門から野宮神社へと続きトロッコ嵐山駅に向かう竹林の回廊は嵯峨野巡りに欠かせない人気のスポットになっている。
 緑一色に染まる3月上旬頃からは静寂の中に笹ずれの音が耳に心地よく、最高のマイナスイオンを浴びることができる。

嵯峨野トロッコ列車

TEL 075-861-7444
(嵯峨野観光鉄道株式会社)
アクセス 車 約5分

 JR嵯峨嵐山駅に隣接するトロッコ嵯峨駅〜トロッコ亀岡駅までの7.3kmを25分でゆっくりと走る嵯峨野トロッコ列車。
もともとは荷物輸送用貨物貨車として運行していた箱型車両が今では観光列車として運行している。
 時速25kmで保津川沿いの自然を楽しむトロッコ列車は春の桜から新緑、秋の紅葉など四季折々風景が満喫できる。
 座席の当日券も購入できるが、人気の季節は事前予約をお薦めする。

天龍寺

TEL 075-881-1235
(8:30 〜17:30)
アクセス 徒歩 約10分

 嵯峨嵐山に建つ世界遺産の天龍寺は臨済宗の禅刹であり、後醍醐天皇の菩提を弔うことを目的として暦応2年(1339)に創建された。
 境内は広く、多くの庭園や堂があり、中でも法堂(はっとう)天井に描かれた「雲龍図」は、縦10.6m 横12.6mの天井に厚さ3cmの檜板159枚を張り合わせてから全面に漆を塗り、さらに白土を塗った上に直径9mの円内に直接墨色で躍動する龍が描かれ、その姿は圧巻。
 一般公開は年に数回期間限定で公開されている。

plan

嵐山温泉 彩四季の宿 花筏

温泉石風呂付客室

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宿公式ホームページはこちら
(宿公式ページにてプランを確認の上宿公式予約ページにて予約をお願い致します)

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〒616-0004 京都府京都市西京区嵐山中尾下町57

【電車】
・JR嵯峨嵐山駅→タクシー5分(要事前連絡で無料送迎あり ※11月除く)
【飛行機】
・伊丹空港からリムジンバス約55分→京都駅→JR山陰線(JR嵯峨野線)約20分→JR嵯峨嵐山駅→タクシー約5分
【自動車】
・名神高速道路 京都南ICより約40分

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