オールインクルーシブ料金で究極のラグジュアリーを提供

　都心から最短60分、豊富な温泉湯量と恵まれた自然、そして海外リゾートを彷彿させるような美しい海をもつ伊東の地に2016年オープンした「ホテル ふたり木もれ陽」。
　21世紀らしい新しいラグジュアリーの提供をテーマに1日限定10組、全10室あるオーシャンビューの客室はすべて約100㎡という究極の隠れ家リゾートが誕生した。
　天気が良ければ相模湾から伊豆大島、初島まで望める瀟洒なホテルは高台に建ち、まずは広々としたロビーに通されるが絢爛なシャンデリアや洒落たイタリア製のソファが品良く調和する空間に一歩足を踏み入れれば瞬く間に非日常への世界へと誘われてしまう。
　それだけではない、この心地良さはどこからくるのだろうと思いを巡らせると、ロビーはもちろん、好みの飲み物を片手に寛げるラウンジといったパブリックスペースはどこも天井が高く設計され、大きく取られた窓から柔らかな陽光が差し開放感この上ない。
　さて、贅沢な造りや極上の料理はもちろんこのホテルの醍醐味だが、特筆すべきは今まで高級ホテルなどでは実現が難しかったという「オールインクルーシブ」料金を採用しているとうことだろう。
　夕食・朝食時をはじめ客室内の冷蔵庫からいただくドリンクはすべて宿泊料金に含まれており、アルコールが飲めない場合には客室冷蔵庫の中身をすべてソフトドリンクに変更可能など、この至れり尽くせりのサービスには客人も驚きを隠せないはずだ。
　周辺を積極的に観光する旅も決して悪くないが、こんな隠れ家リゾートなら１日中籠ってゆっくり日頃の疲れを癒し、映ろう時に身を委ねるのも悪くない。

五感で愉しむ創作フレンチ

　夕食は天井高８mの大空間「レストラン KOMOREBI」で。
　カウンター以外はすべて個室になっており、完全なプライベート空間で、有名レストランオーベルジュで修行を積んだシェフが拵えたフレンチフルコースをいただくことができる。
　伊豆の旬の恵みや契約農家から仕入れる野菜をふんだんに使った創作フレンチは目に美しく、前菜から始まってコンフィ、肉料理、鰻のアレンジレシピなど繊細な盛り付けはまさに皿におさまった芸術作品と呼ぶにふさわしい。
　食事と一緒にアルコールを嗜む客人を配慮し、絶妙なタイミングでおこなわれる配膳も「ふたり木もれ陽」ならではの上質なサービスと言えるかもしれない。
　朝食は和食と洋食から選べ、客室内の「IN GARDEN」にて海を眺めながらいただく趣向で、まさに隠れ家リゾートの締め括りに相応しい、贅沢なひとときを過ごすことができる。