和の宿 ホテル祖谷温泉 雲の上スィート 玉響(露天風呂・足湯付き客室)  四国/徳島県/祖谷温泉

和の宿 ホテル祖谷温泉

雲の上スィート 玉響(露天風呂・足湯付き客室)

四国エリア/徳島県/祖谷温泉

ほんの僅かな時間、千歳緑(せんさいみどり)の森に身を委ね 静寂に耳を澄ます

平家隠れ里の伝説をもつ秘境「祖谷渓」に佇む一軒宿

 日本三大秘境のひとつと謳われる徳島県「祖谷(いや)渓」は徳島県と高知県の県境に位置する奥深い山間の温泉地で、古くは山中の集落に平家の落人が隠れ住んだという伝説が残る。
 山々に囲まれ、手付かずのまま広がる雄大な自然美は秘境の名に相応しく、賑わう観光温泉地が増え、秘境と呼べる場所が少なくなった日本においては貴重な財産といえる。  冒険心をくすぐる魅力にも溢れ、祖谷川にかかる「かずら橋」は秘境の風景に溶け込む有名な吊り橋で、全長45m・水面から14mの高さにある谷風に揺れる木製の橋を渡り切るのは冷や汗ものだ。
 他にも現存する奥祖谷二重かずら橋や絶壁に立つ小便小僧、パワースポットとしても人気の「琵琶の滝」など、祖谷渓は知れば知るほど興味深い。
 そんな秘境の断崖に建つ「ホテル祖谷温泉」の歴史は実はそれほど古いものではなく、温泉開湯も50年ほど前だが「日本秘湯を守る会」にも名を連ねる名旅館だ。
 泉質は秘湯と評されるだけのことはあり、四国では道後と祖谷だけといわれる源泉かけ流しの貴重な温泉は湯量も豊富な名湯といえるだろう。
 山に添って建つ絶景の宿であり、館内は4階のフロントを中心とした6階建だがエレベーターが備わっておらず、秘境の名湯を楽しむには健脚も必要ということになるだろう。

千歳緑(ちとせみどり)の森に身を委ね、静寂に耳を澄ます。雲の上のスイートルーム

 純和風な外観を一歩入ると、フロントはホテルらしいシンプルなデザインで、チェックインを済ませると本館5階にある「ふわり」フロアの特別室である「玉響(たまゆら)」に案内された。
 客室にはいると目の前に悠然と構える祖谷渓の森が目に飛び込み、窓一面に連なる山々と谷底まで見渡す渓谷の絶景が広がっていて、四季の移ろいは美しいだろうと思いを馳せた。
 客室は和モダンの落ち着いた雰囲気で広さは十五.五畳(47㎡)あり、琉球畳を使った寛げる和室にはハリウッドツインのベッドも置かれ、寝心地が最高とされるシモンズ社製のベッドマットが備えられている。
 また、日当たりの良い絶景の窓辺には広々した木目調の洋間があり、秘境の山々を眺めながら寛ぎ、日常の喧騒を忘れる贅沢なひと時が満喫できる。
 客室の温泉露天からの眺めも壮大で、温泉に浸っていると雲の上に浮かぶような気持ちになるが、その錯覚はまんざら間違いではなく、露天風呂から下の渓谷を覗くと遥か彼方に谷底が見え、他で見ることのない谷間の景色を愉しもう。
 「玉響」には足湯も設えてあり、就寝前のひと時に足湯で身体を温めながら満天の星を眺めれば、街明かりが届かない秘境では星の瞬きが見えるほど空が近く、夜の絶景も見逃せない。

絶景のケーブルカーで行く。日本三大秘境の源泉掛け流し露天風呂

 ホテル祖谷温泉の楽しみといえば谷底にある「祖谷渓一望の露天風呂」だろう。
 露天風呂に行くためには玄関脇のケーブルカー乗り場から全長170m・傾斜角42度の断崖を5分かけて下っていくのだが、ケーブルカーの車窓からは飛ぶ鳥が見る目線と同じように雄大な自然美を眺めながら谷底へと降りていき、先頭ならさらに迫力ある景観が目の前に広がる。
 昔は祖谷川沿いにいくつも温泉が湧き出たことから、今も地元の人から「フロノタニ」と呼ばれ、深く切れ込んだ渓谷に清流・祖谷川が流れ、川に迫り出すように男女別露天風呂「渓谷の湯」と「せせらぎの湯」が佇む。
 白い湯の花の浮いた湯船には毎分1500リットル自噴する効能豊かな源泉掛け流しの白濁の温泉が溢れ、シャンパーニュの泡のような気泡に包まれながら、春は新緑、冬は雪見と四季折々の大パノラマと寛ぎを満喫。
 本館1階にはいつでも利用できる展望大浴場があり、窓の向こうに静寂の森を眺めながら広い湯船でゆったり癒やされたい。

祖谷の大自然で育った地産野菜と名物郷土料理

 季節の夕餉は山々を一望する展望レストランに用意され、旬の食材を用いた滋味あふれる祖谷の名物料理を存分に味わおう。
 徳島を代表する川魚の「あめご」は癖のない淡白な味わいで、お造里や塩焼きで一年通して味わえる美味しい渓流魚で、前菜や煮物には山菜や根菜など山の息吹がふんだんに盛り込まれ、徳島のブランド畜産「阿波三畜」と呼ばれる阿波牛・阿波ポーク・阿波尾鶏を用いた料理が彩りを添える。
 お腹がいっぱいでもさらりと味わえる「祖谷そば」は、祖谷地方で収穫された蕎麦の実から作られる郷土料理で、つなぎをほとんど使わずに打った麺は太くて短いが、味わいは蕎麦本来の風味が味わえると評判だ。
 絶景が嬉しいレストランで味わう朝餉は好みで選べるよう和洋2種類が用意され、どちらも体にやさしい野菜中心の献立になっていて、石豆腐とも呼ばれる名物「祖谷豆腐」や塩焼きや甘露煮にした川魚料理、さらにそば米を使った料理など体が目覚める料理をしっかりと味わいたい。

 谷底の露天風呂は朝7時から利用できるので、朝湯は凛とした空気の中で秘境の湯を気ままに楽しむ貸切露天風呂「やまぎりの湯」をお薦めしたい。
 源泉かけ流しの温泉とせせらぎの音色に包まれながら過ごすひと時は、秘境を独占する贅沢と、湯上りに祖谷川の川辺に用意されたテラス「まどろみの畔」で川風に吹かれながら秘湯の寛ぎを存分に。

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photo

  • 展望大浴場

  • 源泉かけ流し露天風呂へは日本三大秘境の景色を楽しめるケーブルカーで

  • 露天風呂「男湯 渓谷の湯」

  • 「祖谷スペシャル会席」

  • 「お美姫(みき)鍋」

  • 貸切露天風呂「やまぎりの湯」

detail

間取り 和室十五.五畳+寝室ツインベッド(シモンズ社製マットレス)+寛ぎ場+露天風呂+足湯
設備 テレビ、衛星放送ケーブルTV、電話・インターネット接続(一部、無線LAN形式)、お茶セット、空冷蔵庫、ドライヤー、CDプレイヤ (BOSE社製・CDは貸出)、加湿器(貸出)、洗浄機付トイレ、金庫、マッサージチェア
アメニティ バスタオル、タオル、浴衣、シャワーキャップ、くし、ひげそり、シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、ハミガキセット、スリッパ
チェックイン・チェックアウト [チェックイン]15:00 [チェックアウト]11:00
駐車場 40台(バス1台、マイクロバス2台、乗用車37台) 無料
カード VISA / MASTER / JCB / AMEX / DINERS / UC / DC
ご注意
  • 喫煙可/オゾン脱臭にて対応
  • ペット同宿 不可
  • エレベーター無し

温泉

源泉名 ホテル祖谷温泉
泉質・泉温 アルカリ性単純硫黄温泉 泉温:39.3℃
適応症(効能) 神経痛、リューマチ、外傷、婦人病、美容、健康疲労回復、筋肉痛、関節痛、健康増進、動脈硬化症、慢性皮膚病、慢性婦人病
温泉の利用形態 「男女別大浴場」自家源泉 循環式 加温有り 消毒使用あり
「男女別露天風呂・貸切露天風呂」自家源泉 完全放流式

おすすめ

 秘境の宿ならではのサービスとして豊かな自然をもっと身近に感じてもらうために、祖谷の自然に出会える「自然体験ツア 」を無料で実施している。
 季節に応じて様々なツアーが用意され、天候が悪くなければ毎日実施されている「かずら橋ライトアップツアー」は昼間のアクティブな雰囲気とは全く違う、漆黒の闇夜に映しだされた幻想的なかずら橋に出会うことができる。
 また、かずら橋ライトアップツアーの帰りには満天の星を見上げる「星空ウオッチング」を実施し、夜空から降ってくるかと思うほどの星の瞬きを眺める感動体験ができる。
 初夏の僅かな期間だけ出会える「ホタルウォッチングツアー」や秋から早春にかけて出会える吉野川沿いの雲海と日の出を望む「雲海ツアー」など、都会では触れることのできない自然の息吹を満喫したい。

観光スポット

祖谷渓・小便小僧(三好市観光協会HP)

TEL 0120-404-344
(三好市観光案内所)
アクセス 徒歩 約5分

 深く切り込んだV字型の渓谷がどこまでも続く祖谷渓の谷底にはエメラルドグリーンの祖谷川が流れており、上から200m下の渓流を覗きこめば誰でも足がすくむほど。
 そんな祖谷渓の断崖に建つ小便小僧は、昔地元の子供達や旅人が下を覗いて度胸試しをしたという逸話から造られたと言われている。
 小便小僧は川崎良行先生制作のブロンズ像。

祖谷のかずら橋(三好市観光協会HP)

TEL 0120-404-344
(三好市観光案内所)
アクセス 車 約20分

 日本三奇橋のひとつとされる祖谷川の「かずら橋」は国の重要有形・民俗文化財に指定された有名な吊り橋。
 シラクチカズラなどのツタ類を編んで造られた重さ5トン・全長45m・幅2m・水面から14mの高さにある原始的な吊り橋で、昔は山村に住む人々の大切な生活路として祖谷川に13の橋があったとされるが、現存するのは祖谷のかずら橋のほかに奥祖谷二重かずら橋のみとなった。
 昼間はアドベンチャーなスリルが楽しめる吊り橋だが、夜はライトアップされて漆黒の闇の中に浮かび上がるかずら橋は幻想的な雰囲気になる。

奥祖谷観光周遊モノレール(三好市観光協会HP)

TEL 090-7781-5828
(奥祖谷観光周遊モノレール駅舎)
0883-88-2975
(いやしの温泉郷)
アクセス 車 約60分

 観光用モノレールとしては世界一を誇る全長4600m、高低差590m、最大傾斜度40度、最長標高1380mの電動式モノレール。
 乗車時間は約65分と長めだが、ゆっくり進むモノレールに乗りながら森林浴と登山気分の両方が楽しめる。
 最大斜度40度というとジェットコースターのようなスリルを想像するが、のんびりと昇り降りするカブトムシ型の2人乗りの小さなモノレールだから四季折々の自然を眺めながら清涼感溢れる季節の風を感じることができる。

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和の宿 ホテル祖谷温泉

雲の上スィート 玉響(露天風呂・足湯付き客室)

四国エリア/徳島県/祖谷温泉

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(宿公式ページにてプランを確認の上宿公式予約ページにて予約をお願い致します)

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〒778-0165 徳島県三好市池田町松尾字松本367-2

【電車】
・[JR土讃線]大歩危駅→タクシー約30分
【自動車】
・徳島自動車道 井川池田IC→国道32号線約55分 もしくは 大豊IC→国道32号線約70分

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